3月5日の日本動物病院協会のニュース。
香港にて新型コロナウィルスが飼い犬より検出された。との事です。

皆さまのペットにも感染リスクがあるかもしれません。

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日本動物病院協会(JAHA)のサイトより
2月下旬に香港の60歳の女性で新型コロナウイルス感染が確認され,その人が飼育する老齢のポメラニアンの鼻と口の材料に新型コロナウイルス感染の弱い陽性反応がみられました.これがウイルスの付着によるものか,感染なのかを調べるため,その後のウイルスの存在を追跡したところ,複数回の弱陽性反応が出たことから,香港漁農自然護理署(AFCD)は犬が「低レベルの感染」をしていると結論しました.同時にこの所見は大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家たちによっても確認され,「人間から動物への感染例の可能性が高い」とされました.

感染確認がされましたが、症状は今のところ出ていない様子です。

2例目も…。

3月19日同じ香港にてペットの犬が新型コロナウィルスに感染したと発表しました。

女性が飼っているシェパードからウィルスを確認。犬種の差があるか未だ分かりませんが、1例目のポメラニアンは体重10kg以下のサイズに位置する小型犬。2例目のシェパードは25kg以上の大型犬。サイズ差は無いのかもしれません。

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ポメラニアン

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シェパード

人的見解
現在は愛知県の工場にて自動車部品の製造をしていますが、私は動物看護士です。
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未だマイナーな職業だと思います。ご存じない方も多いかなと感じます。

お医者さんと看護士さんのように、獣医師の処置フォローがメインです。

他に…。
飼い主さんと獣医師の橋渡し
簡単なしつけのお話
食餌の選び方を飼い主さん選ぶ
入院した子たちのお世話
手術フォロー

このように多岐にわたる業務を担う、
責任感とやりがいのある職に就いてました。その過去の経験からの個人的な意見を述べます。

先ず、ペットから人への感染が確認されていません。だから、お世話の頻度を下げたり飼育放棄したり、まして保健所に連れて行く事は考えずに。という事です。

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正確な情報を、出どころの確かな筋から調べて考えるべきです。

人と動物の共通の病気に
ズーノーシス(人畜共通感染症)
と言うものがあります。

ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染または寄生する病原体により生じる感染症のこと。 感染している動物との直接接触やその糞や毛垢などを介して再感染が起きる。
Wikipediaより

ズーノーシスでもしかしたら聞いたことがあるかも…と言うのは例えば
  • 狂犬病
  • 鳥インフルエンザ
  • エボラ出血熱
  • サルモネラ症
かな…と。
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今回の新型コロナウィルスは香港で感染確認されるまでペットにかかる事は無いとの見解をJAHAも示していました。

感染確認例2件共にペットも被害を受けた側です。どちらとも飼い主の感染からの受動感染です。

また、ペットを飼われている飼い主さんがニュースを見聞きしても

現在、飼い犬の感染確認の検査キットや対処対応が全国の動物病院にも保健所にも整っていない状況な為、病院に殺到してはいけないです。飼い犬にどちらとも症状は出ていない事が分かっている為、慎重に行動してほしいです。

最後に
1つの病気で、世界がガラリと変わりました。不安も不満も溜まります。そんな時にペットというパートナーはあなたにとってどんな存在でしょうか?

私たちは知性と感情ある生き物として何かに試されているのかもしれません。

アカイタイヨウ