工場あるある。
必ずどこかのトイレに和式便器がある!
こんにちは、アカイタイヨウです。

見ないところでは見ない、和式便器。
新築ではほとんど洋式便器が採用されていますが、古いビルや工場なんかには必ず1つは見かけます。
10代、20代の頃は見た目に「ダサい」と感じていたので印象良く感じませんでした。使用時もデメリットばかり気にしていました。
- 見た目の清潔感の無さ
- 洗浄時の水はね
- しゃがむのが面倒
- 排水管までの距離が近いため異臭がしやすい、匂いやすい
デメリットはまだ人それぞれにあると思います。例えば足腰の弱くなったご高齢の方には排便姿勢が辛いとか。
駅や公共施設に多い公衆便所、なぜ。
デメリットは様々あげましたが、メリットを見て行きましょう。
- 本体価格が洋式に比べて安い
- 完全排便しやすい
- 構造がシンプルで掃除しやすい
- 詰まりにくい
数多く設置しなければならない施設に対し、価格は重要事項です。
詰まりにくさ=管理のし易さも施設運営で考慮したいポイントです。
また洋式は結構ゆっくり時間を取ってしまう人もいるのでは無いでしょうか。
上半身は空いている為につい、ケータイを触ったり本を手に取ったり。
和式ではなかなか考えにくいですよね。
余談だが、長時間のトイレでの座位姿勢は「痔」になりやすい。
それは、トイレで長く座っていると肛門管の静脈が膨らみ、この膨らんだ静脈が大きな痔になる、という。
完全排便?
はいちゅうもーく!これ、
ブリストルスケールというものらしい。
便の形状を、コロコロ便、硬い便、やや硬い便、普通便、やややわらかい便、泥状便、水様便に分類。
英国ブリストル大学のHeaton博士が1997年に提唱した大便の形状と硬さで7段階に分けた、医療現場でも使われる便秘や下痢の診断項目の一つとして使用されています。
完全排便は、4が理想とされ便器で排便姿勢を取りそれから数十秒以内に排便出来ることを指します。1や2のような固い便だと残便感が残ったり、水分の無いひび割れた便が肛門に残ることもあります
。
和式便器は完全排便しやすく、腸に効率良く力がかかる姿勢が取れます。
排便の理想スタイルは、前傾姿勢の角度35度。
和式だと太ももで腸を適切に圧迫し、その圧が腸に程よく力をかける。
適切な排便を気にかける方や便器気味の方は、トイレ用足置き台おススメです。
知れば好きに…なるかは一概に言えないが、なかなか使える発見だらけの和式便器ちゃんですね(^^)
和式便器は無くならない、上手く使え!!
お家や実家にあるかもしれない和式便器も、必ず良い点はある。
バリアフリーや和式から洋式へのリフォームも各事情や想いがあると思うが、それに対する大きな費用を払う前にひとつ、今日得た知識を踏まえ考えを巡らせてみてはいかがだろうか。

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